童謡詩人、まどみちおの「消しゴム」は、わたしの思い出の幼い小学生に初めて貸してあげた、詩の本です。
地元の小さな書店で偶然「にじ」と共に見つけて、毎日愛読していました。
いい音でね。美智子さまの英語訳も、音読すると英語詩が好きになってね。
幼子は、9才のとき詩を調べて発表する授業があって、ネットでは良い詩がなくて、「クラムボン」しかなくてね。これ、1980年代でも、謎過ぎる教科書の国語推薦詩ですよ。先生に聞いても、良さを説明してくれないから、みんな蟹の絵が挿し絵だから、「蟹の外国語かな??」と解釈するしかなくてね。クラムボンしか覚えてなくて、詩が嫌いになって30年たってね。
だから、「絶対、分かるから?クラムボンのことは、忘れていいから?詩は、自由だから、なに書いてもいいことに20世紀からなったから?自分で書けばいいから?」とか言って励まして、「これ、傑作だから、海外の有名な何とか賞取ったから。英訳だけ良かったんじゃ、簡単な音はばれるから、音読すれば意味分かるのが、童謡詩だから。ぞうさんの歌作った人だよ。」といっぱい語ったら、「読んでみる」と、幼子、納得してね。
そして、授業に幾つか写して提出したら、先生も「もうクラムボンは泡ですね」ってお手紙したようです。
終わり。