刀根さんの環境への強い思いを感じた一冊。
84羽のペンギン家族が、暖かくなり氷のおうちが溶けてしまったので、お引っ越しをします。
北へ南へ東へ西へ。色々な場所へ向かいますが、どこにもペンギン家族が暮らせそうな場所はありません。
地球にはぼくたちが住めるところはなくなってしまったのかな、と地球を離れることにしますが、
ふと、振り返って地球を見た時に放つ言葉、そのあとのペンギンたちの行動に感動しました。
わたしたちにできることはまだある。
そんな意識があるかないかというのは、とても大切なことだと思います。
小さな子にも理解できる言葉で環境問題について訴えかけるこの絵本が、一人でも多くの人の目にふれることを願います。