2歳10ヶ月の息子に読んでやりました。医者のくま先生が患者さんに間違ってあげてしまったかもしれない薬を取り返そうと追いかける話です。
その薬は、タバコのような箱に入っていて赤い色。見開きの表紙のところにははっきり写っているので、息子に読みながら「これが見つからないんだね」と確認したのがよかったのでしょうか。実は、散々な思いをして患者さんに追いついたかもしれないと思った瞬間、くま先生の白衣のポケットに入っていたという落ちに息子はゲラゲラ。おなかを抱えて笑っていました。この手のストーリー展開をいつの間に理解できたの?とびっくりしました。
イラストはソフトなタッチでわかりやすく、文章も少なく、展開が速いので、理解しやすいです。追いかけるところを、どきどきしてもらえるように読んでやると、特にその落胆振りが伝わるかもしれませんね。
くま先生がしっかりしているけれど、ちょっとまぬけで臆病者なのがとても身近に感じるというか、心あたたまるキャラに写ります。お世話になっている先生もこんな感じかも!と思えると、ちょっと楽しいですよ。
親子で結果にびっくり!するような本を楽しんで読める方たちにはお勧めですよ。