タイトルはペンギンかぞくのおひっこしとどんなお話なのかな?と想像はつかないのですが、表紙のペンギンの身体がピンク色。
これも作者のイメージであえてそうなのかな・・
あまり深く考えずにページをめくりました。
ページをめくってすぐにわかりました。
これは地球の今、その者の姿を伝えようとしている絵本なんだということを・・
小さな氷の上で84匹が肩寄せ合っています。
もっと、住みやすい場所を求めて。
ピンク色の身体も、もしかしたら温暖化を象徴してなのかもしれない、ペンギンたちの危機、地球の危機をあえてこのピンク色で表しているのかもしれないと・・察しました。
どこにいっても、ペンギンたちの住める場所はなく、宇宙から自分たちの地球を見下ろします。
自分達の地球、じぶんたちのおうち・・
守らなければならないという事を再認識するシーンは私達にも沢山の投げかけをしていると感じました。
お話の最後にこの絵本を書かれた経緯が載っています。
84匹というペンギンの数にも意味があることを知りました。
私たちに出来る事はまだまだあります。
CO2排出を少しでも減らすために子どもでも大人でも出来ることがあるはずです。
地球の環境を考えるのにとても良い本だと思います。