東京から孫達がやってくるというので、ばあちゃんは朝がそわそわと待っています。小さい頃、村はずれの沼でつりをしたので、孫たちにそこで遊ばせてあげたい。自分の子どもの頃の夏やすみとこれから孫たちが過ごす夏休みが、ばあちゃんの頭の中で重なります。
私も自分が子どもの頃に楽しかったことは子どもにさせたいと思いますが、一年に会う回数が限られているばあちゃんも、孫たちにいろいろなことを体験させてやりたいと思うのでしょう。
孫たちをばあちゃんと一緒に待っているじいちゃんとのやりとりもほのぼのしています。ばあちゃんが準備をほとんど終えてしまったので何もすることがないと、すねるじいちゃんの姿が微笑ましいです。
孫たちがばあちゃんたちとどう夏休みを過ごしたのかは描かれていませんが、きっと楽しい夏休みを過ごしたんだろうなと思いました。子どもの味方(見方)ができるばあちゃんと一緒ならきっと楽しいでしょうね。帰省する夏休みにぴったりのお話だと思いました。