子どもの時に一度は体験したことのある気持ちがこの絵本の中に書かれています。
おばけなんているはずないとわかっているのに、夜静かにお布団に入ったら、なんだかいつもより大きく聞こえる時計の針の音や、昼間は気にならなかった犬や猫や人の喋り声・・
おばけかも?なんて考えて一人で眠れなくなってしまうことって私にも経験があります。
おばけは見たくないんだけど、なんだかちょっと怖いもの見たさのところもあって。
そんな揺れる気持ちに共感が持てました。
そして、最後は安心。ホッと恐怖感が解放されます。
子どもにとって、怖いけどちょっと見たいという気持ちは抱いていると思います。そんな好奇心がかきたてられる絵本だと思います。