さとうめぐみさんの「パンのようちえんえんそくにいく」の中に出てきた、くろがまようちえんのてっかくんのお話。
作者のファンなので、「てっかくん」と聞いてあの「てっかくん」かしらと思って新作を読みました。
「パンの?」ようなほのぼのかと思いきや、てっかくんは泣けてくるほどに子育てしている親には実感が湧くおはなしでした。
子どもを悪い子にしないように(生ものなので傷まないように)わさびの言葉をかけますが、その言葉で、てっかくんが。。。。。
悪くならないように、失敗しないように
子どもを守りすぎてしまうと、どうなっちゃうのか。子どもをひとりの人間としてそのまま受け入れること。元気に産まれるだけでいいと思ったあの時にいつでも戻れる、考えさせられるものでした。
絵は、いつもながら丁寧に描かれていて、隅々まで楽しめます!
それから、あの海鮮ふとまき父さんとネギトロ母さんの子は、てっかになるのか。とか、くろがま幼稚園の園バックとか気になるところいっぱいでした。
てっかくんスピンオフがあったなら、くろがまようちえんのお話やおむすびせんせいの秘密のお話とか読んでみたいなー。