「はじめの ちいさな いっぽ」 みんなの声

アヒルの兄弟の一番弟が教わった「はじめの一歩」は、とても大きな一歩でした。
足を出す度に、それは「はじめの一歩」なのですね。
はじめの一歩で立ち止まらないことを、小さなアヒルは教わりました。
人より先に進むことも覚えました。
人より先に水に入る勇気も手にしたようです。

　迷子になったあひるの兄弟。
　疲れちゃって、先へ進めない弟へお兄さんの励ましの言葉。
　目標が見えない・わからないって、足が重いものですよね〜。
　そんなことが、人生の道の上でもたくさんあります。

　「初めの一歩」これがとっても大きい事だって伝わってきます。
　これがなかったら、立ち往生してしまいます。
　踏み出せば、おのずと先には必ず光があると信じる勇気もみなぎって来ます。
　さりげないあひるさんのお話になっていますが、いつもの悪い癖で『哲学的だな〜』と深読みしてしまいました。

「ミラクルベイビー」が我家で大人気のイギリスの絵本作家サイモン・ジェームスの作品です。

迷子になった３匹のアヒルの兄弟ですが、リーダーシップをとる長男の言動が素晴らしい。
末っ子が「あんよが　くたくた」と言ったときの発言が、「はじめのいっぽってやったこと　ある？」なのです。

どんな旅もはじめのいっぱからって書いてあるように、どうやって背中を押してあげたら良いのか？とても考えさせられる絵本でした。
リーダーシップ論に通じるところのある絵本だと思います。

今度子供が疲れたって言ったら、「はじめのいっぱ」って言い返してやろうと思います。（笑）

迷子になったアヒルの兄弟
一生懸命おうちへ帰ろうと....。
でも段々疲れてしまう末っ子ちゃんを
お兄ちゃんがアドバイスしてあげます。
優しい優しいお兄ちゃん。
とっても感激しました。
ただひたすらテクテクと歩き続けるアヒル兄弟。
自分の背ほどの草むらをヒョコヒョコ
小さい頭が見え隠れるするのが可愛いんですよ。
上手に今できることを促していく、
それはたった一歩から始まること。
なんだかそう言っていてるような気がします。
きっとお兄ちゃんだって心細かったに
違いないと思います。
自分だって泣きたい気持ちになっていたかもしれません
だからお兄ちゃんにも良く頑張ったねって
褒めてあげたくなりました。