「はっぱみかん」 みんなの声

葉っぱがついてるのが自慢。
だって、他のみかんとは違うもの。特別なみかんだもの。

でもでも、１個だけ葉っぱのついたみかんがコタツの上にあったら･･･。
やっぱり、ちぎりたくなりますよね（笑）
うんうん。

葉っぱを取られたみかんは、大・大ショック！！
でも、葉っぱは元々どのみかんもたくさん持っていたもの。
葉っぱがなくなっても、ぼくはぼく。
同じに見えるみかん。でも、ひとつとして同じものはない。
みかんで、悟りの境地を見ることができるとは思いませんでした（笑）

「やなやつぅ〜〜」と思わず言ってしまいそうな
人間くさいミカン。笑
「はっぱがついているオレ」にすごい自信をもっているミカン。
みんなと違うってこと。ちょっとすごいオレ。
読みながら、その人間くささ？にほんと笑っちゃいます。

（でもそれに笑っちゃう自分も、身に覚えがあるのかな・・？笑）

この絵本を年長さんの最後のよみきかせで読みました。

小道具として、葉っぱのついたミカンを買ってきて、表側に笑顔
裏側にへこんだ顔。
葉っぱがとられてしまうところでは、ぶちっと葉をちぎり
くるっと表情を変えて。
こどもたちも「あれぇ〜」なんて笑ってました。
みかんの喋りが自信満々だったり、卑屈だったり・・
とっても分かりやすいので、よみきかせもしやすかったです。

そしてこのえほんのよいところは、絵がとっても味があってわかりやすい。
そして個性やオリジナリティとは何か・・という深いテーマもよみとれますし、小さな子が読んでそんなメッセージが読み取れなくても
楽しい・・というところ。
さいごのみかん畑のルーツでは、もうすぐ卒園しバラバラになる
年長さんたちに（みかん畑＝幼稚園）を重ねてしまい、ちょっとホロリとしました。
思い出の絵本になりそうです。

みかんの大好きな孫の為に選びました。葉っぱがあることで自分だけ特別な存在だと威張っていた葉っぱみかんでしたが、ある日葉っぱを取られてみんなと同じになってしまいます。がっかりした葉っぱみかんを慰めたのは、仲間のみかんでした。威張っていた葉っぱみかんを慰めたのが、一緒に育った仲間が、「兄弟」と言っているのが心に残りました。
ただみかんになっても、「ぼくは　やっぱり　ぼくなんだ。」と気づいた奥の深い絵本でした。みかんたちの可愛い絵がよかったです。

この本も息子とは別々に読んだのですが、風木さんらしい目のつけどころ、見方な本だなあと思いました。

葉っぱのあるみかんは希少性があるというところからくる自負心を持っているはっぱみかん。

人と違うことが果たして個性？もしそれがなくなったら自分は自分でなくなるのか？

その辺はどうなのかな？子どもにはどう伝わるんでしょうね。

どこで自分は自分であると感じて、時には優位性を感じたりあるいは劣等感があったりと、絵本を読む過程と読んだ後、いろいろと考えちゃいました。

難しい本ではないけれど、ひっょとしたらこの本も大人の方が考えてしまうことが多いのかな。

私も小さい頃から、みかん箱の中に数個あるはっぱみかんはなんだか特別な存在でした。

でも、みかんからしたら特別な事ではないんですよね。

うちの3歳の子もこの本を見ながら、片手にみかんを持って「そうそう！」と話し始めました。

子供にはもちろん、大人も妙に考えさせられる作品だと思います。

葉っぱが付いてるみかんってスーパーではなかなか見ることができないので、うちの子は「なんで葉っぱがついてるんだろうね？」なんて言ってました。
葉っぱを子供に取られてへこむ、みかんくん。
みかんくんの表情がいいです。

葉っぱがついているみかんくん。
何だか特別なみかんのような気がするけど、本当はどうなのかな？？

周りと比べてちょっと見た目がいいと自慢したくなっちゃうものです。
みかんくんは葉っぱが自慢で、自分は特別なんだと威張っていたけれど、その葉っぱがなくなってしまう。
でもよーく考えると、みんな同じ木で育った仲間。
葉っぱなんて、ちっとも特別なことなんかじゃなかったんですよね。

みかんの絵がたくさんで、みかん大好きな1歳の娘はあのみかん、このみかんと指をさしまくりでした。
指をさしたのは葉っぱみかんだけじゃない。
みんな一緒だって分かっていたのかな？
でも、本物のみかんをそっと隣に置いてみると・・・速攻「むいてくれアピール」が激しくなった食いしん坊な娘でした。

はっぱがついてる
ぼくはとくべつ・・☆

みかんの箱の中にはっぱがついているみかんを見つけると
弟とよく取り合いっこした記憶があります。


みかん狩りに行くとはっぱなんか問題じゃなくてみかんをぶちぶち！ちぎっているのに・・・
なんかこれだけとくべつ美味しいように感じるから不思議ですよね〜

この絵本の主人公、はっぱがついてるみかん君はやっぱり自分は特別だといばってました。

いくらいばっていても、葉っぱがなくなりしょげていても、他のみかんはそんなこと全然気にしていない。
そのあたりがすごくおもしろかったです。


自分だけ特別って思い込んでいて、自分はすごいこ事だと思っていて自信になっているんだけど、以外と他人はそこじゃないところで評価しているのかも・・・


みかんも人も見た目じゃなくてやっぱり中味、味よね。

でも・・やっぱりはっぱみかんはなんか得した気分になりませんか？？

山口ﾏｵさんが絵を描いている「わにわにシリーズ」が大好きな娘の為に読んでみました。やっぱり個性的な絵で惹かれます。
　すごーく生意気な自意識過剰なはっぱみかんが主人公で最初は本当に嫌なやつですがあるとこに気づきます。ぼくはぼく！これが一番なんですね。最後、どのこがはっぱみかんなのか娘と当てっこしましたが正解はあるのかな？

娘に、母「大好きなみかんの絵本があったから借りてきたよ。」
娘「わ〜い。みかん。みかんだ。」
一緒に声に出して読みました。
はっぱのついたみかんくんが自慢げに言葉を発していました。
はっぱつきみかんって、見つけると、当たりみたいでうれしいですよね。
そんなはっぱみかんくんに災難が・・・。
自慢のはっぱをとられてしまいました。
しかし、みんなと同じになる事により、大切な事に気が付きます。
大丈夫だよ。はっぱみかんくん。
娘はたくさんのみかんの中から、
はっぱみかんくんをちゃんと見つけることができたよ。