あまんさんの作品は教科書に採用されているものも多く、大人も子供も名前を知っている人は多いと思います。
このお話は、腹ぺこのきつねが、痩せたひよこを太らせてから食べてしまおうと、飼いならすのですが、そのひよこがあまりに純粋にきつねを褒めたたえるので、どんどん情にほだされていってしまい…、そして最後は少し悲しいことが起こります。
でも、最期の満足げなきつねの顔を見るとこういう生き方もまた素敵だなって、思わずにはいられませんでした。
学校の読み聞かせボランティアに新しく登録してくれた方々に、先日紹介してみました。
ほかのお話同様、優しく、心温まる内容で、年齢はあまり関係ない気がします。
ただ、生き物の生死についてある程度想像ができる年頃になってから、読んであげると、この本の素晴らしさがよくわかるのではないでしょうか?