「モンスター・ホテル」の名の通り、モンスターが経営するホテルに出入りするモンスターたちのお話です。
登場するのは、日本のモンスターである座敷わらしや仙人、西洋風なミイラ男や魔女、透明人間などなど盛りだくさん。
ホテルを経営する透明人間はトオルさん。親しみやすい名前ですね(笑)
モンスターしかいないはずのこのホテルに紛れ込んでしまった人間のタイチくん。
とある事情で寂しい心を抱えたままホテルに来てしまったのですが。。。
モンスターとはいえ、出てくる皆はどことなく親しみやすくてちっとも怖くありません♪
タイチくんの秘密を読み取って、さりげなく誘導してくれるところなんて、優しいですよね。
シリーズが何冊かあるようなので、続けて読んでみたいです。
児童書、というより幼年童話の範疇にはいる本ですね。
文字が大きくて文章の量もそれほど多くないので、自分で本を読めるようになったくらいのお子さんにもお勧めです。