保育園のお話ながら、読み聞かせで30分以上かかる長さ。
それでも、5歳と3歳だった息子達が夢中になり、連日読まされました。
園長先生 VS 年長児9人 真剣勝負の海賊ごっこのお話?!です。
先日、中川ひろたかさんの震災支援「みんなともだちプロジェクト」で
この作品のモデル、宮城県石巻市「わらしこ保育園」のダンプえんちょうさんに補聴器が贈られた、という記事を見て
胸が熱くなり、また手にとりました。
物語の舞台は一昔前?の港町の保育園「わらしこほいくえん」。
ダンプカーみたいに体が大きい「ダンプ園長」は子ども達が「倒したい」ほど魅力的な大人。
子ども達を町中に連れ出し、
集団遊びを通じて、子ども達がお互いに成長していくのを見守り、
時には海賊ごっこで、たった1人の「正義の味方」として、本気で走るカッコよさ。
息子が好きだったのは、負けず嫌いな年長の「ガラパン」たかし。
「えんちょうはダンプで おれはガラパン・・・やっつけるぅ」の歌もよく歌っていました。
なぜ「ガラパン」かは、読んでのお楽しみ♪
ダンプ園長VS年長児9人の、ひなた山での壮大な海賊ごっこは底抜けに楽しく、
後半の展開は、手に汗握るすごい迫力です。
戦いごっこが大好きな息子は大興奮。
最後は、すっかり怖がりの女の子、さくらの応援団になっていました。
私が好きなのは、たかしのお母さんとダンプ園長の場面です。
子ども達の幸せそうな寝顔ほどいいものはないですね。
私も何度息子の寝顔を見て、元気をもらったでしょうか。
笑えて、ドキドキして、ちょっと感動して、読後は元気が出てくる展開、長文でも飽きさせません。
年中さん位〜のお子さんと、そのお父さん・お母さんにおすすめです。