「きになるともだち」 みんなの声

インパクトのある表紙に惹かれて図書館で借りてきました。

特に期待もせず読み始めてみたら…お、面白い！
ちょっと強面（？）のオオカミさんが、小さなフワフワのヤマネさんに恋してしまうお話です。「恋」がどんなものか、子供にわかりやすく説明してありますね。
キツネとのやりとりや、「あめ、やまねぇ」とか言葉遊びもあって、笑えます。
３歳の娘には、まだちょこっとだけ難しいかなと思いましたが、私も夫もとても気に入ってしまいました。

今まで知らなかったのですが、「ともだちや」シリーズというのですね、他のも全部読んでみたくなりました。

きになるともだち、というんだから、
親友のこと？と思っていたけど、そうじゃない！

一番気になるってことは、
大好きだってことですね。

こわもてのオオカミさん、なのに。

ヤマネさんを紹介されたときの、オオカミさんの顔ったら。
おめめがキラキラしてじっとヤマネさんをみつめる表情が
たまりませんね。

花を散らして歌い出すオオカミさんは
恋をしている真っ最中。

オオカミさんの一途な気持ち、ヤマネさんに通じるかな？

好きになるって、世界共通！
誰でもが持てる気持ち、幸せな気持ち。
感じてほしい。そして、大切にしてほしい。

読み聞かせしたら、どんな反応するかしら？
楽しみです。

ともだちやシリーズの中で「恋」も話題になるんだなぁという思いで図書館から借りてきました
「やまね」ってきっとおおかみさんの心の中にすっぽりと入りこんでしったんですね
甘酸っぱいような「初恋」がはたして3〜4歳の子供に分かるのかな・・・？
なんて老婆心を起こしましたが、すんなりとみているようでした
大人が読んで、昔のことでも思い出しても良いかしら・・・

お友達関係を描いたともだちやシリーズにしては
異色の一冊ではないでしょうか。
だってオオカミさんの恋心がお話の中心なんです。
恋すると、ひごろ強がっているオオカミさんは、こんなになってしまうのかと
意外な一面を見たような気がします。
恋って人を狂わせるのですねぇ。
まだ「恋」を知らない娘には
なかなかピンとはこない一冊だったようです。

　恋ですか〜（笑）

　そのひとのことが　だれよりも　きになるきもち
　ともだちは　ともだちでも　ちょっと　とくべつな　ともだち

　なんか、素敵な表現だな〜。

　解りやすいオオカミの変化に、読んでいる大人は吹き出しちゃいますね。
　
　「こころが　へんに　なっちゃうのか…」のキツネの言葉に、まさしく『そうだね〜』と思いました。

　突然降ってくる雨の展開に？と思ったら、
　「あめ…。やまねぇ。」
　またまた？、だったのですが、
　「……やまねぇ。」
　「やんだよ」
　「……やまねぇ」
　で、やっと気づき爆笑でした。

　オオカミの恋を、お月見というお膳立てをしてサポートするキツネをはじめとする仲間が良いですねぇ。
　これも友情だ〜。
　
　月光の下のダンスにも笑いました。
　もちろんヤマネを抱え陶酔しているオオカミの背中にも。

いつもでてくる　ミミズクのおじいさん　うふふとわらいながら　晩酌してる・・・・

なぜって　オオカミさんがヤマネに恋をして　おかしくなっているの
恋って　盲目なりとよく言われますが・・・・
まさに　オオカミはどっぷり友達のキツネは　気になるの
降矢ななさんのオオカミの絵が　オーバーに表現されていて笑える絵です！

恋したオオカミのでれでれぶりが　おもしろい！
ヤマネは　オオカミの気持ち分かっているの？

このシリーズのお話の中では　オオカミ　あまりにも　格好が良くないかな？

子供にもこの気持ち分かるかな？

それにしても　蛇は　オオカミの気持ちが　恋いだと　よく分かったんだ・・・　蛇の　洋服が　なんともおしゃれね！

絵本の良さは本当に色々あると思います。その良さ読む人や読む立場によって少しずつ違って見えるのではないでしょうか。
私はこのオオカミさんがとてもかわいいキャラとして描かれているところが非常に良いと思います。オオカミって肉食動物だから結構怖いイメージが定着していると思います。しかしこのオオカミさんは可愛いヤマネさんに恋するウブな男の子。読んでいるうちに思わず「がんばれ！」って応援してしまいます。

今までこんなオオカミが存在したのでしょうか。
可愛らしい女の子に心を奪われ、ぼんやりしてしまったり、本当はだれよりも会いに行きたいのに、恥ずかしくて会いにいけない。
ああ…初々しくてとっても可愛い。さばさばとしたかっこいいオオカミさんはどこへやら。
けれどもそんなオオカミさんだからこそ多くの人に愛されるのかもしれませんね。

前作「ともだちおまじない」が出た時に、これが完結編…と勝手に
思い込んでしまいました。
ですから、またこの凸凹コンビに出会えて、まだまだ先が楽しめる
事がわかり、ホッとしました。

「あいつもともだち」で伏線はありましたが、こんなにもオオカミが
とろけてしまうとは！
心配するキツネが森の仲間に相談するところは、端から見てると
ホントに面白いですね。このメンバーの辞書に『恋』という文字は
みあたらなさそうですから。
でもオオカミですら、恋におちたのですからいつか他の仲間も
『恋』におちるのかなぁ…

このシリーズはいつも読み聞かせで使いたいと思うのですが、
オオカミの突拍子もない歌に音痴の私は阻まれてしまいます。
（何回か挑戦しましたが、読んだ後に落ち込みました）
もっと精進して、いつかリズムにのって読んでみるゾ！！

変な関係の友達。動物の種類は違っても、友達ってやつになれるんだ〜ってとっても感じれる絵本。絵もかわいいとはいえなくて、ちょっと下品な？？男っぽい感じなんだけど、愛着を持ってしまう。シリーズであるので、その他のも読みたくなってしまうほど、今ではやみつきに読んでいます。

あははははー、恋をするのがキツネではなくオオカミなのがまた一興。それもあ〜んな小さな、かわいらしいヤマネに。
かわいいもの好きの肉食系男子でしょうか。ひねくれた設定が小気味いい。

巻を重ねるごとに活き活きと動く彼ら。ヤマネを想ってため息をつくオオカミの舌が巻いているのに笑っちゃいました。降矢さん、遊びすぎ（笑）
あちこち細かなお遊びがあり、絵だけでも楽しい。これをテレビ絵本のナレーションで聞きたい。

ところが娘には不評。お友達ネタの方がおもしろいそうな。恋はまだまだかな。