まず、表紙の写真に惹かれました。
一点の曇りもない、澄んだ目をした赤ちゃん。
そして「子どもたちの遺言」というタイトル。
気になって気になって仕方なくなって、買いました。
買って、ページをめくって、涙しました。
詩も写真も真剣に子どもたちに向き合っています。
谷川俊太郎さんは、0歳にも20歳にもなれるのですね。
一言ひとことが、ズシンときました。
読み聞かせをしようかとも思ったのですが・・・
一人でそっと手にとって、じっくり自分と向き合って欲しくて、教室の片隅にブックエンドに立てかけておいてあります。
最初は「かわいい〜」と表紙に飛びついていた子どもたちが、ページをめくるたびに表情が変わっていくのを見て、改めてこの本の力を感じます。
いつでも何度でも味わって欲しい本です。