息子の好きなミス・ビアンカシリーズもすでに五巻目となりました。
オリエントというのがどこの国かははっきりとわかりませんが、ある国の王妃のお給仕の男の子が冷遇されていると知ったミス・ビアンカ。救出劇が始まります。
といってもすぐに救出が始まるわけではなく、本題に入るまでが長いのですが、ミス・ビアンカの魅力や相棒的なバーナードとのやりとりなどがあり、長さも気になりません。
ミス・ビアンカの凛としたところ、王妃づきの召使のバニラたちが、ビアンカのことを魔法によってねずみにされたお姫様では?と疑うところがあるのですが、正にそんな風に見えます。
最後の最後までハラハラさせられるところはあり読みごたえがあります。
私が図書館で借りた本は、きれいな状態で読まれていないようなのが気になりましたが、文章もきれいだしぜひ今のお子さんたちにも読んでいただきたいなあと思います。
読み聞かせやすい文なので、一人読みするなら高学年からかもしれませんが、読み聞かせすればもっと下の学年からでも大丈夫だと思います。