「ともだちごっこ」 みんなの声

シリーズもかなり続いている絵本です
今回はかなりわがままなテンの女の子が相手です
素朴なきつねは笛を聞きたいがために押し切られて・・・・
なんか断りきれないで相手に振り回されることって、大人の世界でもあることだなぁ〜と思いながら読みました
結局、不器用なんですよね！
そんなところが愛されるキャラクターなのかしら・・・
それにしても毎回きつねのコスプレは楽しいです！

このシリーズ、読みたかったのです。初めて手にしました、１０だけど。

キツネはオオカミと親友なのですね。
それをテンに振り回される展開。
3歳にはちょっと難しいか。
友情を扱った作品ながら、テンの気持ちを推測するにはちょっと上の年齢じゃないと無理かも。
よそから来て、早く友達欲しいけれど、素直になれないテン。
周りにもいそうな設定で、決してわがままなやつと片付けられないです。
素直さ、っていくつになっても大事ですよね。

なかよしのおおかみさんときつねさんとの間に
割って入ろうとするテンという女の子。
この新たな登場人物は女の子っていう点がミソですね☆
嫉妬心丸出しのところが『オンナ』ってカンジでよいです。
作者は男性なのに女心がよく分かってらっしゃる。
おおかみさんときつねの仲直りのシーンも
グッとくるものがありますが、
2人を気にしつつも
なかなか素直になれず遠巻きにしている
テンの様子がとても気になります。
またテンは登場するのかな？と気になるラストでした。

わがままでマイペースな女の子の笛が聞きたいキツネくん。

友だちがほしかったけれどどう作っていいかわかないので「ともだちや」を始めたキツネくんなので、テンちゃんの屈折した気持ちがわかるのかな？

そういう意味では、また原点に戻ったのかな？

テンちゃん、ちょっと屈折していますよね。

このシリーズで、初めての受け入れがたいキャラクターのようにも思えてしまうテンちゃん。

次回はもっと素直になっているのかしら？気になる登場人物です。

森へ越してきた女の子のテン、笛がとってもじょうずです。
その笛をききたいと言ったきつね君に、テンがいった言葉とは…

なんてわがままな女の子なんでしょう。
でも、どうしても笛がききたいきつね君は、大変な約束をしてしまいます。

揺れ動くきつね君の気持ち、おおかみさんを思う気持ちなど、読みながら切なくなってきました。
あらためて、ふたりの友情が深まっていることを実感しました。

テンちゃんのちょっときつい表情の中に感じられる気持ち、いっしょにいても、その場にいない存在に気遣うところなど、画面の隅っこまで見ると、遠く小さく描かれているところを探しながら、それぞれの気持ちを汲み取っていくことができると思います。

がんばって友達をしているのは、ほんとの友達じゃない。それは「ともだちごっこ」なんだって、今回のともだちシリーズもなかなかよいお話でした。
自分だけの友達になってほしい。誰かを独占したい、そんな思いは誰にもあると思うけれど．．．それを相手に強要するのは、やっぱり友達ではないよね。
オオカミさんは、ちょっと乱暴で粗雑で、自分勝手なところもあるけれど、なんていうか、心が厚いのね。いつもちょっと押され気味だけど、オオカミとキツネのこの関係が今回のお話でも絶妙で、なかなかいい味出してる。
このシリーズ、どれを読んでもおもしろい。次のお話が出るのも楽しみです。

とても魅惑的なテンが登場するシリーズ１０作目。
みんなと仲良くでなく、私とだけ仲良くして欲しいという
なんともわがままで小悪魔チックなテンにキツネが翻弄されまくり。
でもオオカミさんとのゆるぎない友情や
ラストでのテンの、ちょっと天邪鬼なふるまいや
お友達関係にはありがちな風景にも見えました。
この４月に幼稚園をかわり
急にたくさんのお友達ができた娘には
なんだか新鮮で興味深くうつったようです。

内気だった長男も今年の春から年長さん。
お友達も作れるようになった。
平和主義の長男は、まだお友達とケンカはしてない感じ・・・

ちょっと気難しいテンという女の子。
キツネくんはテンに
　「オオカミくんと三日間会わないで。
　　あたしだけのともだち！」
と言われ困ってしまうというお話。

テンの「あたしだけのともだち」という意味がわからないようだった。
みんなで仲良く遊ばなくてはいけないというのが長男の意見。
もっともだ・・・
長男に妹が出来た時、「ママを一人占め」したかったことある？
と聞いたら「あるけど我慢できるから・・・」
この絵本はきっと子供によって感じ方、心に残る場所が違うのだろうなと思った。

キツネくんの気持ち　オオカミさんの気持ち　テンの気持ち
いろんな気持ちに触れることができて私は大好きな本だ。
手元に置いておきたい絵本だ。

これからイロンナ気持ちを経験することだろう。
今回はわからなかった事が見えてくる日もあるだろう。
先行体験できる絵本かもしれない。

　表紙絵の藤色の花の冠をかぶり、はにかんだ様子のキツネの表情の可愛いこと。
　このシリーズも１０作目ですか〜。

　　
　「オオカミの子分なんかに聞かせたくないもん」のテンの言葉に、キツネと一緒に私も驚いてしまいました。
　はは〜、この子はオオカミとキツネのフレンドリーさに嫉妬しているな？
　そういうお友だちがいないのかな？
　
　笛を聞きたいのなら、三日オオカミと会わずにテンだけの友だちとして過ごすと言う条件をキツネにのませるテン。
　ぶきっちょな子だな〜、みんなで遊べば楽しいのに。

　テンと約束した後、オオカミとの遊ぶ約束を思い出したキツネの表情が、暗くなっていくページに笑いながらも心配になってしまいました。
　
　今回は、オオカミの魅力が引き立ちますね。
　約束したのに来ないキツネ。
　オオカミの煩悶。
　ワスレモノムシが自分に住み着いたのか？
　キツネが約束を破ったのか？
　いや、破るはずがない。
　あいつは、病気なんだ。死にそうなんだ。
　と決めつけキツネの家へ走っていくピュアさに、グッと来ちゃいました。

　今回の“へんてこうた♪”も楽しかった。
　
　次回作まで、テンにも本当のともだちができているかしら？
　キツネもオオカミもウェルカムなのに〜。