「まっくろネリノ」 みんなの声

まず、表紙がすばらしい

飾っておきたくなります

ネリノにはお父さん、お母さん
そして色とりどりのお兄さん達がいます

つかまえられてしまったお兄さん達を
まっくろなネリノが助けます

全体的に黒が
しっかり他の色を強調していて
鮮やかで迫力のある絵を楽しむことができます

以前から読みたいと気になっていてようやく見つけた絵本。
暗い色の地に描かれている絵が、とってもおしゃれだなぁ…と思いました。
あんまりまっくろだからだめ。と兄弟にかまってもらえないひとりぼっちの主人公のネリノ。
でも、そんふうにされたって、優しい気持ちと勇気を持ち続けているネリノ。
すごい…見習いたいです。
他人からどう思われていても、曲がらずに、まっすぐ生きていくことの大切さを教えてもらえた絵本です。

私が子供の頃、自宅の本棚にありました。
絵がかわいくて、やさしくて、かなしくて。
自分でもマネしてネリノをお絵かきしました。

お話は、「くれよんのくろくん」「ちいさなくろいいし」など、自分ではデメリットだと思っていることこそが、「自分にしかできないこと」につながるよ。というお話。

娘の反応は・・・根拠の無い自信に満ち溢れ、誰もが自分を愛していると思い込んでいる彼女には、まだ少々早かったみたい。
彼女が自信を持てなくなった時、コンプレックスを感じた時の為に、我が家の本棚で出番を待ってもらおうと思います。

人は見た目で、相手を判断しがちだけれど
外見と中身は違うモノだと言うこと。

相手を思いやる気持ち、相手を見た目で判断しない事の大切さを教えられる絵本だと思います。

黒を基調とした絵本なので、
なんだかちょっぴり、寂しい感じがしますが、
読むと何だか、しみじみとしてしまいました。

大人にも読んで貰いたいですね。

上の子が小学校3年生の時、学校の読み聞かせで読ませていただいた絵本です。
その頃、娘の仲良しグループの中で、ちょっとした仲間はずれがあった事もあって、選ばせていただいた絵本なのですが、
読んだ当日に、「仲間はずれにしてごめんね」ってお友達から言われたそうです。
みんな同じゃなくて、いいじゃない。
みんな違うから面白いんだよね♪

きれいな色のとうさんとかあさんからうまれた５ひきの子どもたち。きれいな色の４ひきのにいさんたち、そして、一番下の１ぴきだけまっくろ。にいさんたちは、一緒に遊んでくれません。悲しいけど、仕方がありません、きれいな色になるにはどうしたらいいのかきいてまわりますが、誰もわかりません。でも、その間ににいさんたちはつかまって、かごの中に入れられてしまいました。まっくろなネリノはつかまらなかったのですが、色が黒いことを利用して、にいさんたちをうまく逃がすことができました。
よかった、よかったひと安心。みんな、いろんな形や色をしてうまれてきて、それが不満に思うことがあるかもしれませんが、それぞれの役目があるんだということに気づかされます。助けてもらったにいさんたちが、その後いっしょに遊んでくれるようになったのはうれしいことです。できれば、きょうだいだから、最初から仲良くしてほしかったなと思いました。
背景の中で、簡単なタッチながら、鳥たちが、引き立つ配色に魅せられました。

絵がとってもキレイで印象的な絵本です。
実際息子は、絵を見てこの本を選びました。
カラフルな絵が好きなんですよね。

背景が黒や紫など暗めの色が多いのですが、なぜかやさしい印象で癒されます。
お話は、「個性を大事にしよう」という絵本の題材にはありがちな話ですが（笑）、小さな子でもわかりやすいようになっていると思います。
ネリノみたいに、みんなと同じじゃなくても平気で、自分をしっかり持った子に育って欲しいな〜。
ネリノ、まっくろくろすけにそっくりです。

以前娘が　黒い肌の人に直接、　なんで黒いの？と聞いていました。色が違うだけだと　うまく説明できなくて　言葉をにごしてしまいましたが　ネリノを一緒に読んで　なんとなく実感したようです。絵本の力ってすごいですね。

ネリノは兄弟の中で一人だけ真っ黒。
だから、一人つまはじきされ、寂しく思っていますが、他の兄弟が美しさゆえに捕らえられた時には、黒さを活かし闇に乗じて助けに行きました。
意地悪されても、お兄さんたちを助けるネリノの優しさが、いじらしい。

仲良くなりたかったんだなあ。
わたしなら、助けてあげないかも。
こどもにはネリノみたいになって欲しいな。
読んでいて、いろいろ頭をよぎりました。
素朴でかわいらしい絵本でした。

友達に紹介された本です☆
この絵本は、表紙の画像を見てもらってもわかるように、色使いがとってもきれいなんです！黒い背景に、黄色やオレンジがとてもよく映えている。
ネリノは兄弟のなかでも一人だけまっくろで、劣等感を感じています。だけどある日事件が起きて…ネリノは大活躍するのです☆
自分にとってマイナスだなって思っていることも、考えようによってはプラスになるかもしれない。自分にだっていいところはあるよな〜なんて私もこの絵本から勇気をもらっちゃいました！