表紙を見て「この絵本、子どものころに読んだことがあるな。」
と、直感。でも、読んでみると、内容は記憶には残っていませんでした。(どうして?)
でも、確かに表紙のちいさいおうちは私の心の中にあるのです。
何度も読み返すうち、気づいたのです。
私自身が、都会の真ん中にあるちいさいおうちが目に入らずにいる人間たちと一緒だったのですね、きっと。今をあくせく生きるのに一生懸命で、何が一番大切なことなのか忘れかけていたのだと思います。
絵本「ちいさいおうち」はわたしのそんな戻るべき場所・大切なものを思い出させてくれた1冊です。
私のような、忙しく働いている大人の方にも読んでいただきたい絵本です。(反省をこめて)