ハリーポッター以来、魔法使いが大好きな息子。ちょっとどじな魔法使いが空から落ちてくるところから物語が始まります。
こわれたほうきをなおすために魔女は棒を探しに出かけます。残されたほうきを見つけた動物たちが次々に魔法にかかり、自分があこがれていた動物に変身していきます。どのように変身していくかは読んでのお楽しみですが、そのアイディアが楽くて面白くて。しかし、やっぱり本当の自分のほうが良いとそれぞれが気がつきます。やがて魔女が戻ってきてまた不思議なことが起こりみな無事もとの自分に戻るというお話。
絵が丁寧に美しく描かれていて動物の表情がとてもいいです。読んでいて親のほうもなるほどなーと感心してしまいました。息子は魔法が面白くて読んでいますが、そのうち「ありのままの自分が一番」というこの本のメッセージに気がついてくれると思います。