カラフルでポップな絵が印象的な絵本です。
でも 読み進めると 内容はとってもシリアスでした。
赤い怪獣と青い怪獣が暮らす島に
地震で住む場所を無くした 黄色い怪獣が流れ着きました。
島に住むことをお願いする黄色い怪獣に
赤と青の怪獣はとってもイジワル…。
「おたふくバナナ」「オムレツだんご」「マンゴーまんじゅう」「くされトウモロコシ」
なぁんて呼んだり
自分達が面倒くさくて 後回しにしていた仕事をさせたり…
黄色い怪獣は 賢さと忍耐強さで 最終的に 住む場所を確保します。
「おりこうなカナリアくん」 と呼ばれ
逆に 赤と青の怪獣は
「みずたまトウガラシさん」と「しましまナスビさん」 と呼ばれます。
この辺りで お話はおしまいです。
私としては ちょっと尻切れトンボの様な終わり方にも感じますが
こういう形で 問題提起されているのかもしれませんね☆
背景には 移民や難民の社会問題への問いかけがあります。
子供達には まだそこまで深く感じ取ることは 難しかったようです。
子供も私も 島国に住む日本人ではありますが
地球規模での助け合いを 考えるきっかけにはなったように思いました。