図書館でふと見かけて借りて来た一冊ですが、
本当にいい絵本に出会えた!と思うほど、
素敵な一冊でした。
我が家でもよくある、
「まだねたくなぁーい」という子供の主張に、
お母さんがやさしくやさしく、さとしていきます。
「クマタくんが ねないと まくらが にげていってしまいますよ」
「クマタくんが ねないと もうふが にげていってしまいますよ」
というお母さんのやさしい敬語の口調も、
「ぼく、まくらなくても、ねむれるもん」
「ぼく、パジャマ、おつきさまにかしてあげるもん」
という、くまたくんの愛らしい反抗も、
そしておつきさまがくまたくんのパジャマを着ている絵も、
もう全部がとっても素敵で、
ふわーっと、ほんわか、とっても暖かい気持ちになれます。
娘に出会って、この絵本に出会って、
寝る前に一緒に読めて、
なんて幸せ。
心から幸せを感じさせてくれた一冊でした。