「るるるるる」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

字が、るるる、れれれ、だけしか出てこないという不思議な絵本。
飛行機が飛んでいく様子を擬音語で表しているのですが、ぶーん、ではないところが五味太郎さんですよね。
途中、字が大きくなったりするのですが、接近しているという意味なのかな？
読み聞かせをする人の力量が試されるような絵本。私にはちょっと難易度が高いなと思いました。

娘に「かかかかか」が好評だったのでこちらも読んでみました。
「るるるるる」というから電話の音かと勝手に予想していたのですが飛行機の音なんですね。意外でした。
今回も「る」を主に使ったお話です。
特に説明がなくても絵を見ているとお話がわかるのはやはりすごいなーと思います。

ほとんどが「る」の言葉しか出てこないのに「るるるるる・・・」という言葉が次第に効果音のように聞こえてきていろいろな情景が目に浮かんでくるので不思議です。
静かな中に「るるるるる・・・・」という言葉が繰り返されるのが心地よく、だんだんと絵本の中に惹き込まれていきます。
これぞ五味太郎さんの絵本！と言った感じです。

息子が通っていた歯医者の待合室にあった絵本ですが、まず飛行機の絵が目にとまりました。
まだ字があまり読めないのですが何度か読んでいるうちに、自分でるるるる…と言いながら読むようになりました。「れ」や「ぐ」の所も教えてやると自分で覚えたようです。
字が大きくなったり沢山出てきたりで楽しく読んでいます。これを機会にひらがなに興味を持ってくれたらいいなと思ってます。

めっちゃ面白いです！仕事で疲れて帰って来た時に読むのをせがまれて、でもるるるるるる、って言うだけなんでラクでいいですよね。こんなこと言ったら怒られるか。でも、同じるるるでも微妙に意味が違うわけで、そしたら音程やらも変えなアカンわけで、実は難しいのかな？なんて気を許してたら「れ」が出てきた！いやあ、めっちゃめちゃ面白いですね。お気に入り！

本屋で息子が自ら選んで持ってきました。読んで息子も私も大喜び！特にいっぱい飛行機が現れる場面で、本屋で子供が「いっぱいいいいいい〜」って叫んじゃって。恥ずかしかったあ、でも面白かったあ。
ただ文字を羅列するだけでも、気持ちや感情が伝わってくるから不思議ですね。
絵に文字に命を吹き込んでくる五味太郎さん、本当に面白い！