「ひつじのラッセル」がとても良く、次回作を楽しみにしていたのですが、表紙を見た瞬間に、出ていたんだと思わず読みました。
作者のロブ・スコットンは、イギリスで今もっとも注目を集めるイラストレターでテキスタイルデザイナーのこと。
彼の描く絵は、テキスタイルデザイナーというところに起因するのか、羊毛の感じなんか正にフワフワです。
ケロケロくぼちのクリスマス前夜のシーンから始まります。
ラッセル意外は寝ているのですが、ひつじ達の寝相が最高です。
ラッセルはというと、ランタンに火を灯していますが、近くに流れ星が落ち、見に行くと、何とそれはサンタのソリが落下したもの。
今回、トナカイが登場するのですが、その姿は、一見の価値ありです。
ラッセルは、ソリを修理してあげるのですが、その発想も予想だにしないもの。
書いてしまうと楽しみが半減するので、ここまでとしますが、絵・物語・構成とどれをとっても高い水準にある絵本です。
特に絵の美しさ、楽しさは、別次元のもので、誰が見ても納得できるものだと思います。
絵本の楽しさが満喫できる作品なので、クリスマスの時期に是非読み聞かせして欲しい一冊です。
ロブ・スコットンの次回作が待ち遠しいです。