「みどりのほん」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

たしかにすべて「みどり」のものなのですが
いろんなみどりに出会うことができます。
すいかのみどりと
しばふいろのみどりではずいぶん違っています。
そしてたっきゅうだいのみどりの質感を想像してにやけてしまいます

みどりが
自然界から登場したであろうすてきな色であることを
実感します。

『あかのほん』『しろのほん』『くろのほん』に続いて読みました。前の３冊は対比して描かれていて、３冊がつながっています。でもこちらは「みどり」１色なので、ちょっとつまらないかな？と思ったのですが、いやいや、シンプルながらインパクトがあり、とても面白かったです。
「ソーダ水」はとても美味しそうだし、しばふはとても気持ちが良さそう。ラストが「ちきゅう」で終わるのも感動的です。
普段、あまり意識していないけれど、「いろ」は身の回りにいっぱいあふれていて、それぞれに美しいんだなと感動できる、素敵なシリーズです。

やっぱり緑の色は自然の中によくありますね。はっぱ、しばふ、くじゃく、なんてきれいな緑色。どの緑も緑だけれど微妙に濃淡がちがっていて、それがおもしろいところです。同じように見えても感じ方によっては緑とか青とかって思うんですもんね。

今までに見た「いろのいろいろ絵本」シリーズに対して、ひねりのないストレートな絵本だと思います。
それだけ、緑のいろってくっきりと、季節や物事やいろんなものをくっきりとイメージしやすい色なのでしょうか。
色から連想されるものも、共有しやすい色で、受け入れやすい一冊ですね。
ページによっては、五味さんの遊び心も若干ありましたが、色そのものを受け取りたいと思います。