自分の居場所があること、誰かと両思いでいることって何て幸せなんだろう!と
伝えてくれる絵本でした。
常に一緒の持ち主のセイヤー君が出掛けてしまって、ぜんまい仕掛けのくまの
おもちゃのビーディー君は本を読んで、くまは穴に住む勇敢な動物と知り、
ほらあなを見つけてそこに住むことにしました。でも、楽しく暮らしたいと
思うのにちっとも楽しくないので、家に戻って、色々な素敵だ!と思うものを
持ってきます。それでも、何か足りないと思っていたところ.... という話
でしたが、そのビーディー君が最初に持ってきたものが、自分の枕と言うところに
何て幸せなクマなんだろうと思いました。
息子は、ビーディー君が何回も家とほらあなを往復するところに、思わず笑って
いました。本当、可愛らしいキャラクターです。
白黒の絵本なのに、まったく暗さが感じられないストーリーが素敵です。
我が家は先に『くまのコールテンくん』を読んでいるので、息子も何となく
同じ作者だと気付いたようです。作者:フリーマンさんは、きっと人とのつながり
をとても大切にした人だったんだろうなととても感じます。
安心して読み聞かせの出来る良作だと思います。是非、読んでみてください。
お薦めです。