うちの娘は、無類のお地蔵さん好き! 理由はわからないけれど、娘の心を惹きつける何かがあるらしい・・・。なので、この絵本は、ズバリ、題名だけで選びました!
孫のおねしょが治るようにと、おばあさんがお地蔵さんに大福もちをお供えして、願掛けをするところから始まるこのお話。まさかこんな展開になっていくとは! とにかく、びっくりの連続です。でも、廻りまわって見事おねしょは治り、お地蔵さんにはお礼によだれかけを。今後、お地蔵さんの真っ赤なよだれかけを見るたびに、1人で思い出し笑いをしてしまいそうです。
それにしても、方言の語りと同じくらい強烈なインパクトのある絵。
「うしこ おったまげて、しょんべん ばらかした。そのしょんべん ひっかぶって、じろっぺ べっしょべしょ。」の場面なんて、本当に度肝を抜くすごさです。娘も、あまりの大胆さに、最初はそれが牛のおしっこだとは思わなかったほど。目をぱちくりさせながら、「えっ、ほんとにおしっこなの?」と、何度も聞いてきました。
最後の最後(裏表紙)まで楽しめる絵本です。