いすの絵本って、素敵な絵本が多いと感じます。
そのおかげで気が付いたときには、いすの絵本が大好きになっていて、
いすが出てくる絵本は、吸い寄せられるように手にとります。
竹下文子さんのブログ「閑猫堂」を見て、この絵本のことが書かれているのを
読んでから、ずっと気になっていた絵本でした。
なんといっても、いすの絵本。そして、鈴木まもるさんがベニヤ板に
絵を描いたということが。
木目がどんな風に印刷に出るんだろう。そして、竹下文子さんと
鈴木まもるさんの書く、いすのおはなしってどんなんだろう。
期待を裏切らない、優しくて温かい話で、心がホッと緩むような気がしました。
子どもの頃のいすとの関係。
座って、遊んで、踏み台にして。
寂しい時、悲しい時には、じっと寄り添ってくれる静かな存在。
狭い家で、なかなか使う時期の終わったものを取っておく場所がなく、
近所の子にあげたり、処分したりしているわが家ですが、気持ちは同じ。
そしてこういう絵本、読み継いでいきたいです。