伊勢英子さんのイラストが最高です!!
こんな素敵な絵本の感想を、今まで誰も書いていなかったことにびっくり!!
お話自体は前から知っていましたが、絵本になっているのは最近知りました。「それも伊勢さんがイラストを?」と知って、あわてて探してきました。
う〜ん。やっぱり素敵です。
特に第1話の、「11人いる」みたいな話は、思わず描かれている子どもたちを何度も数えてしまいました。
日本人形みたいな顔をして、じっとこっちを見ている子どもたちの姿。たまりません。
最後の船頭さんの渡した笹田の家から出て、斎藤の家へ行ったざしき童子の話も素敵でした。
ちなみに、宮沢賢治はざしき童子とかいて、「ぼっこ」と読ませています。北国流の読み方なのでしょうか?
これは、結構小さいお子さんからいけると思います。中学年くらいから、読み語りにどうでしょうか?
そしてこれを読んだ後、もし「ざしき童子」に興味を持つお子さんがいたら、ぜひ、三浦哲郎氏の「ユタと不思議な仲間たち」を薦めてみてください。
私は小学生の時にこの作品に出会って、今も大切な1冊です。