「すたすたかたつむり」 大人が読んだ みんなの声

アスリートか、と思いました。あきやまただしさんというとどうもはなかっぱのイメージが強いですが、こんなお話も描かれているんですね！表紙いっぱいにすたすた書かれているのも面白い。こんな本なかなかないですよね。

かたつむりというと、のんびりノロノロと動くイメージですが、
この絵本のかたつむりくんはスタスタ早く走れるのです。
しかも足が長ーい！その姿だけでお子さんの心をつかんでしまいそう。

みんなに「元気だねー」「すごいねー」と言われながら、うさぎさんさえ追い越してしまうかたつむりくん。
パワーがあり余って、お散歩だったことを自分で忘れてしまうほどのウッカリさんでもあります。

きっとただただ、風をきってすたすた進むことが好きなんだろうなあ…。

特にオチがあるわけではないお話なのに、あまりにも楽しそうなかたつむりくんの様子につられ、一緒にジョギング気分にもなれます。

単純なようでいて不思議と心惹かれる絵本です。

すたすたと、すたすたかたつむりがおさんぽです。
すたすたあるいて、どんどんおいこす、すたすたかたつむりです。

なぜか足のはえたかたつむりが、すたすたとあるいています。
そして、その歩きにあわせて『すたすた…』の文字が描かれています。

まずは、かたつむりに足なんてと思うのですが、それはそれで、きちんとわけがあります。本当なら、ありえないのですが、強い思いがそうさせたに違いありません。
一途に歩いていく、かたつむりさんの横顔、なかなか立派です。いろいろな動物たちを横目に、ただひたすらに歩いていく様子を、どうぞ、お楽しみください。

あきやまただしさんの作品だったので選びました。散歩って楽しいな！と感じられる絵本でした。歩ける事はそれだけで素晴らしいと感じる絵本でした。自分の力だけでどんどん歩いていく主人公にたくましさを感じました。”すたすた”という音もリズムが良く読んでいて楽しい区分になれました。色々な動物に会ったらきちんと挨拶が出来る主人公は素晴らしいと思いました。なんでも一生懸命になれる主人公がかっこよかったです。