日本の神話第1巻。
西洋で言えば、天地創造にあたります。
この世のはじめての神が、男神イザナギと女神イザナミに命じて
まだ混沌としていた下界を整備させるのです。
島を作り、二人は結婚し、子を産み、それらが島々や神々になったのです。
ところが、火の神を産んだイザナミは命を落とし、
使者の行く黄泉の国へ旅立ったのです。
愛しい妻を追ってのイザナギの黄泉の国でのエピソードは有名ですが、
そのおどろおどろしい世界もまっすぐ丁寧に描かれます。
小学校のおはなし会で読みました。
1年生が多かったのですが、やはり神話の物語の魅力でしょうか、
やや難しい内容にもかかわらず、聞き入っていました。
中には、天照大神などの難しい固有名詞を聞いたことがある、という子もいて、
やはり神話はしっかり耳で感じ取ることが大切だと思いました。
今年は古事記編纂1300年ですし、折に触れ、古事記の神話を読んでいこう、
と思いました。