話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ニコラスどこにいってたの?」 大人が読んだ みんなの声

ニコラスどこにいってたの? 作・絵:レオ・レオーニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784751525180
評価スコア 4.76
評価ランキング 765
みんなの声 総数 16
  • この絵本のレビューを書く

大人が読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

8件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • そうかここにテーマがあったのか

     レビュー投稿数が少ないので驚きました。

     レオニさんの作品は、いずれも核になるテーマが一本必ず入っていますね。
     この作品も、中盤過ぎからドキリとする言葉遣いと激昂のため冷静さを失った危険な空気を感じ、『そうかここにテーマがあったのか』と気づきました。

     ニコラスたちのねずみが、かじっている野いちごは、薄桃色の甘くもなく水気のないものばかり。
     美味しい野いちごは、鳥たちに先に食べられてしまうようです。
     「・・・くたばれ!」なんていう言葉を発してもおさまらず、ニコラスは、鳥たちに見つけられていない美味しい野いちご捜しに出かけます。
     ところが背丈の高い茂みを抜けたところで、大きな恐ろしい鳥が、ニコラスめがけて・・・。
     この後のほのぼのとした展開が良いですね。
     一人ご馳走と共に取り残されたニコラスが、“さびしくて たべられなかった”という一文が心に残ります。
     
     現在、国際社会の中で、風当たりが穏やかとはいえない日本の立場。
     他国との摩擦の事件を耳にし、その国の人々全体を評価するような間違いは起こしたくないものだと、この作品を読み改めて思いました。

     たくさんあるレオニさんの作品の中で、この作品のコラージュが私は気に入っています。 

    投稿日:2011/01/11

    参考になりました
    感謝
    1
  • 簡単に決めつけてはいけない

    ニコラスと仲間たちは赤くて甘い野イチゴが好きでしたが、薄桃色の野イチゴしか食べられませんでした。
    赤くて甘い野イチゴは、鳥たちに食べられてしまうからです。
    そのためニコラスたちは、鳥を敵だと思っていました。
    みんなで鳥の悪口を言った後、ニコラスは野イチゴを探しに出かけました。
    そうしたら、運悪く1羽の鳥に捕まってしまいました。


    この絵本は、勝手な憶測や想像で誰かを悪者にしてはいけないと言っているのだと思います。

    絵本の最後に、レイモンドおじさんが言います。
    「1わの わるいとりだけで、 ぜんぶの とりを わるいと きめつけちゃ いけない」
    簡単に決めつけてしまう人間の私たちも、心に刻み付けておかなければいけない言葉だと思いました。

    投稿日:2022/06/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • のねずみたちは 赤くて甘い実が食べたくて・・・・
    ニコラスは 一人でさがしに行きます

    途中で大きな鳥に捕まり 絶体絶命 でも 鳥が落としたところは小鳥たちの巣の中 お母さん取りは みみずを小鳥に食べさせようとしますが・・・・ ニコラスには 赤い実を持ってきてくれました

    優しいとりたち・・・・ ところがいなくなって・・・・ しょんぼり

    友だちのネズミは ニコラスを捕まえた鳥を敵だと怒りますが・・・・
    優しいとりたちは 赤い実を運んできてくれました

    とりたち全部が悪い鳥じゃない 優しい鳥もいるんだよ

    なんでも 決めつけるのは良くないね!(教えられました)

    レオ・レオーニ さんの絵本はかわいくて子供にも受けますね

    投稿日:2022/02/01

    参考になりました
    感謝
    0
  • 『NICOLASWHERE HAVE YOU BEEN?』が原題。
    野ネズミのニコラスが主人公。
    仲間の野ネズミたちと野イチゴをかじっている時、美味しいイチゴが無い理由を聞き、
    鳥たちを憎む野ネズミたち。
    ニコラスは一人行動を起こします。
    その過程で、ニコラスは、大きな黒い鳥に危ない目にあわされるものの、
    ある鳥の巣で親切にされるのですね。
    そう、一部の鳥の悪さを見聞し、鳥全てを憎むことの愚かしさを知るのです。
    最後のページでの和解の様子がなんとも素晴らしいです。
    この教訓、沁みます。
    まさに戦争と平和の心のありようにも感じます。

    投稿日:2022/01/10

    参考になりました
    感謝
    0
  • これは哲学。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    残酷なページもありますが、まあ最後まで人の話を聞けよって感じで読み進めると、やっぱり谷川俊太郎先生は凄いなと思わずにはいられません。この絵本の中のねずみ達は珍しく悪い顔をしているので、そこも注目すべき点です。

    投稿日:2017/07/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • ニコラスが経験した大切なこと

    一番うれた、美味しい実を持って行ってしまった鳥に、
    野ネズミたちは激怒します。
    ニコラスは、まだ鳥たちが見つけていない
    美味しい実を見つけようと 一人で出かけます。
    でも熟れた野苺は見つからず、大きな鳥に捕まってしまいます。
    何とか逃れて落ちたところが、鳥のひなたちの巣でした。
    ここで、ひなたちと友達になり、母鳥にすっかり親切にされたニコラスは、鳥に持っていた印象が、もちろんすっかり変わります。
    巣立ちの後に残された野イチゴを、悲しみのあまり食べることができなかったくらい、ニコラスは鳥の家族を愛してしまったのだと思います。
    レイモンドおじさんの言葉、
    一羽の悪い鳥だけで、全部の鳥を悪いと決めつけちゃいけない。
    世の中には、そういうことが、たくさんありますね。

    投稿日:2017/03/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • 人間の社会にも言えること。

    先入観だけで決めつけてはいけない,たった1つを見ただけですべてがそうとは限らない。。。そんなことを教えてくれる作品でした。
    この絵本のお話は,ねずみのニコラスと鳥たちですが,これは人間の社会にも言えること。
    今年は戦後70年とあって色々な戦争の番組やニュースを目にしました。
    ○○国,○○人,敵だと思っていた国の人たちにも助けられた事実もあっり。。。
    その一部を知っただけですべてを知ったわけではない,ということを改めて感じました。
    この絵本もそんなことを考えるきっかけに子供にいいですね。

    投稿日:2015/09/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大切なのはその人自身

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    のねずみのニコラスは、とびっきり美味しいのいちごを探しに出かけますが、悪い鳥に散々な目に遭わされます。
    でもそのあとに素敵な出会いがあって・・・

    一部の悪い者によって、その仲間もみんな悪者に思ってしまうこと、偏見は人間社会でもよくありますよね。
    この絵本でも、たった1羽の悪い鳥によって、ほかの鳥も全部悪者にされてしまいそうになります。
    でも違う。悪い鳥もいれば、いい鳥もいる。
    ニコラスはそんな大切なことを学んだのですね。

    世の中には悪い人もいるけど、いい人もたくさんいる。
    大切なのはその人自身をちゃんと理解すること。
    私もニコラスと同じように、大切なことを改めて感じました。

    投稿日:2009/02/19

    参考になりました
    感謝
    0

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「ニコラスどこにいってたの?」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

もこ もこもこ / よるくま / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / はじめてのおつかい / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ライオン
    ライオン
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    美しい絵と素敵な物語の古典絵本! 百獣の王となる完璧などうぶつ「ライオン」が作り出されるまでのお話。


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(16人)

絵本の評価(4.76)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット