「おばけのゆかいなふなたび」 大人が読んだ みんなの声

船員さんも船長さんもいない、おばけの豪華客船ゆーれいっく号。
お客さんももちろんおばけたち。
いろんなイベントやさかなつり、レストランでは24時間お食事も！
と、ここまでは良かったのですが。。あれあれ？思いもよらぬ展開に笑ってしまいました！
絶対に乗りたくはない豪華客船ゆーれいっく号　笑

ゆーれいっく号
誰もいないけど、快適な船旅のはじまりです。
楽しそうなのですが
なんだかだんだんあやしくなってきました。
始めはこんな船旅うらやましいなとおもっていたのに
あらら、お手紙ってボトルに入れたメッセージ
トランクは浮いているし
大変なことになってるじゃないの。
これもふなたびのプログラムのうちなのかしら。
でも　おばけだから大丈夫！

おばけも可愛いのは、やっぱり読んでいても楽しいです。豪華客船の「ゆーれいっく号」のネーミングが気に入りました。どんな困難にもなかよしおばけで乗り切るし、慌てないでゆったりしてなんといっても気持ちにゆとりがあるのが見習うとところです。どんな状況にでも笑って楽しめるのがかっこよかったです。

怖くないおばけたちが主人公。
なかよしおばけたちが無人の「ゆーれいっく号」で船旅に出かけます。
船のスピーカーが語り手となるわけですが、
快適な船旅も、中盤からは明らかに難破。
それでも、快適な船旅のナレーションが続くのですね。
浸水しても「お水はたっぷり飲み放題」、
海に避難しても「広いプールで泳ぎ放題」・・・。
なかなかシニカルな展開です。
そして、おばけたちも相当なもの。
顔色変えず、ちゃんと楽しんでいるのですから。
こののんきさ、いいですねえ。
状況がやや高度なので、幼稚園児以上くらいからでしょうか。

息子に買う絵本を選んでいるときに、読みました。
いかにも、外国のおばけ！！という感じの絵なのですが、やる事のしぐさや内容が可愛らしくて、楽しくて、まるでのんきな子供の様でした。
読んでいて、とても癒されるお話でした。（自分の子が、ここまでのん気だと、心配ですけどね（笑））