なんでもかんでも『いーよ』と言うイーヨと、なんでもかんでも『やーよ』と言うヤーヨ。一見するとイーヨは優しい子で、ヤーヨは意地悪な子と判断しがちですが、本当にそうでしょうか?と考えさせられる絵本です。
イーヨは『いーよ』と来る友だちみんなにお花をあげてしまい、庭のお花は全部なくなってしまいます。そのときヤーヨのとった行動、言葉の意味は…??
素直でなく誤解されやすい子、言葉が乱暴でよくしかられる子など、保育士の仕事をしていると出会いますが、放った言葉より、その子のしている行動をちゃんと見るように心がけています。
イーヨとヤーヨ、人はどちらの存在も持っているのではないでしょうか。子どもも大人も楽しめる絵本だと思いました。