羅城門へ向かう牛車の前を歩くまだ子どもの陰陽師、安部晴明が、雲の中から鬼の群れを見つけ、お師匠さまの賀茂忠行に知らせるが、くうすかくうすか居眠りの真っ最中でした。「ぼくがなんとかしなくっちゃ」と、呪を唱えて結界をはって鬼からみんなを見えなくしてしました。そのお陰で人の匂いはするけれど、見えないから鬼たちには気づかれずに助かったのですが、牛だけはうっかりないてしまったから鬼たちに食べられてしまいました。まだ人間の匂いがすると、危機一髪のところで、賀茂忠行が気がついたから懐から出した沢山の人間の形をした紙を「ふーっ」と吹いて、鬼たちはこの紙で出来た人間を食べて、みんなは助かりました。お師匠の賀茂忠行に褒められたのは嬉しいけれど、ちょっぴり悔しいと思う阿部晴明は、「お師匠さま、今度は紙の人形を人間にかえるあの術を教えてくださいね」お見事でした!