からすのパンやさんに出合ったのは、今から28年前、5歳だった長女が入院している時でした。私のいとこがお見舞いに持って来てくれたのです。かこさとしさんは「とこちゃんはどこ」の本で知っていましたが、絵が細かくて楽しくて病室で何度も何度も読んであげました。
そのうち娘は一人で読めるようになり、同室の3歳の女の子に読んであげていました。
家では2歳下の次女もいっしょに、パンがたくさんあるページで「好きなパンをみっつえらんで」などと言って私も楽しみました。
数ヶ月前「本屋さんでからすのパンやさんをみつけて、なつかしくて買っちゃった」と2歳の男の子の母親になった次女からの電話。そしてそれが孫のお昼寝前に読む定番の絵本になったようです。「オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん」と「かじだかじだおおかじだ!」のフレーズが特に好きでいっしょに読んでいるそうです。
私も新しいからすのパンやさんを買って、孫がいつ来ても読んであげられるように、本棚に並べました。