私の最も入り込んだ絵本で2回の引越しを体験してもまだ大切に持っています。セロテープで補強だらけの本も息子に読まれています。まずなんといっても話が盛り上がってきたところで、見開きにぎっしりと書かれたあらゆる形のパン。やさしくゆったりとした親からすといつも仲良しな兄弟からすが楽しんで絵本の中を駆け回り、ハッピーエンドへ向かっていくストーリー。最後に自分もいつかいずみが森に出会えるのではと思わせる最後の一言で、豊かな気持ちが残る。私が手にしてから30年近くまだ読み継がれている事に本の良さが分っていただけると思う。