失ってみて初めて、大切さに気づくことってありますよね。
人との関係に置き換えてみても、自分にとってうるさく言う人が、実は一番親身に考えてくれていたりします。おじいさんにとっての「おおきな木」もそんな存在だったのですね。
周りから見れば些細なことにでも、「おぼえていろよ」と木のせいにしていたおじいさん。いつもそこに当たり前にありすぎて、感謝の心を忘れ、嫌な面ばかり目に付いてしまっていたのですね。
なかなか考えさせられる絵本です。小学生〜なら経験と照らし合わせながら、読むことができるのではないでしょうか。