友達のいなかったねこが、自分の目の色と同じ色のインコと友達になりました。
ある日、二人がのった船が小さな島の近くを通りました。
インコはその島は自分のふるさとだ。友達がいっぱいいる。あそこで暮らしたいと暴れました。
ねこは寂しいけれど、それがインコにとって幸せなことだと別れを告げました。
もうすぐ、4歳の息子にとって初めての卒園式。
だからどうしてもねこを息子に、インコを卒園していくお兄ちゃん、お姉ちゃんに重ねてしまいます。
別れはつらいけど、その先にきっと楽しいことが待っている、そんなことを感じさせてくれた、とても良い絵本でした。
【事務局注:このレビューは、2008年刊行に寄せられたものです。】