人は自分だけがつらいと思いがちで、つらいことの方に気持ちが行きがちで、それを自分以外の何かのせいにしがちです。
でもこの絵本は、チューリップやタンポポなどの登場人物をとおして、それはちょっと違う、と言っています。
「幸せかどうかは自分しだい」
ああ、そうだったなあ。
私は、この絵本を読んでいるうちに、そう思えるようになりました。
そして、最後の方でチューリップが言った、
「いまさけたからすべてがこれでよかった」
というセリフに、衝撃を受けました。
小さなお子さんには最初はちょっと難しいかもしれませんが、何回か読んでいくうちに、少しづつ少しづつ心に浸み込んでいくのではないかと思います。