全頁試し読みで読みました。ヨーレの街を守っていたクマーが、透明なクマーの時は、街の人々は、守ってもらっていることも知らないで感謝もされずに悪い怪獣と戦っていたのに、大切な角が折れてからは、透明なクマーでなくなってしまいます。クマーは、自分の姿が悪い怪獣と同じ姿であることを知り、街の人々からは追われて湖の底に姿を隠してしまいます。クマーが先ず自分の姿にショックを受けたことが悲しいです。自分は、悪い怪獣ではないのだから、自分自身も否定しなくてもいいのにと思いました。相手から認めてもらえない悲しさからは、なかなか立ち直れないかも知れませんが、クマーも幸せになってもらいたいです。生きている限りは、自分自身を信じてどんな困難にも打ち勝ってほしいと思いました。湖の透明感のあるファンタジックな絵に魅了されてしまい、絵に癒されました。春夏秋冬の美しさに、とても素敵な絵に出合えました。