初めて子供に読んだ時、不覚にも涙が溢れてしまいました。
最初のほうの、車のおんぼろさを説明している場面では、「おんぼろ」という言葉がツボなのか、息子がケタケタと笑うんですが、後半では3歳児にもわかるのか、「おじいちゃんかわいそうねえ」等と言っています。
そして、おじいちゃんが一人、星空を眺めているページ。このページがこの絵本の一番素敵な所ですね。
字がないぶん、切なさが心に迫ってきます。
誰にでも「手放したくないもの」ってあると思います。他人にとってはただの古いゴミだとしても、自分にとっては思い出が沢山つまった、とても大切なものなんですよね。