5歳の娘のお気に入りです。ワニのライルは、自称「舞台と映画のスター」である元の飼い主が経済的理由?で置いていったということになっているのですが、この元飼い主がナゾめいていて面白いです。見なりは気取っているのに「あっしは……」とか言葉遣いが妙に泥臭いし(これは翻訳の問題かも)。ワニが有名になったら返してもらいにくるような身勝手な人間だから、ワニが新しい家族に気を移しても仕方ないのかもしれませんが、子ワニのときから育てて芸まで仕込んだのに嫌われてかわいそうな気もします。ワニは「3日飼ったら恩を忘れない」犬とは違うのね。子供はたぶんそこまで考えず、楽しいワニと家族が仲良くなる物語と思っているようです。