「ワニのライルのクリスマス」を最初に読んだので、登場人物との関係がはっきりわかりませんでした。この話が第一作というので早速読みました。
ワニのライルは明るいキャラクターだと思っていたら、最初は飼い主に置きざりにされてしまったワニだったことがわかりました。
ワニだけど愛嬌があり、素直で働き者、人間との共存もうまくやれるというスーパー・ワニなのです。
置き去りにしたくせに、またライルを取り戻しに来る飼い主にはあきれますが、ライルもまたこの飼い主が信用できないのでしょうね。プリムさん一家の方がよかったようです。
プリムさんたちはライルを本当の子どものように、優しくしてくれるので、ライルも安心して住むことができるのでしょう。
ワニと人間との心温まる交流が描かれており、ほのぼのした気持ちになります。特にライルをプリムさんたちが抱擁している姿は、本当に幸せそうな感じが伝わってきます。次の話が楽しみです。