すっぱりめがね?まずはタイトルを見て、すっぱりという言葉の持つイメージを自分なりに考えるところから始まりました。
そして、この表紙のイラストもすっぱりをより知りたいと思わせる不思議な表紙です。
もうタイトルを見ただけで、読んでみたいと思わせてしまうのがこの絵本のすごいところです。
読み終わった後に、はじめにすっぱり?と思っていたことに妙に納得してしまいます。確かに・・
さっくりでも、ざっくりでもばっさりでもなく・・・
すっぱり という言葉が適しています。
でもその、すっぱり感も中途半端ではなくページを追うごとに本格的なのです。
ピアノが出てきたところでは思わずおー!と歓声があがりました。
それほど描写が忠実で細かく、作者のこだわりが感じられる一冊です。
ものの断面を見る機会など、そうありません。
でもこんなふうにすっぱりと断面図がきれると、面白いですね。
すっぱり という響きの気持ちよさが「なるほど」と思う感覚を是非味わってみてください。