中学生って一番多感な時期かも知れません。
大人の階段への初段回。
我は何者だろう、これからどうすればという不安で押しつぶられそうな、でもその正体や原因が何なのかも自分でもよくわからない、まさに思春期ですよね。
そこにもし「貧困」「格差」という問題が加わったら。
子供にとって、どういう環境のもとで生きているかって、すごくすごく大きいと思いました。
子供ができることの力なんて現実的には知れていますもの。
格差社会はやっぱり教育にも影響するところはあるでしょうし、でもそれをバネにという考え方もなくはない。
大人の私にもどうしていいものか・・・正直深く考えさせられる1冊に思いました。
きっと戦後の貧困とはまた違うものが、現代にはあるのかも知れません。