「まるのおうさま」と主張する、様々な丸が登場します。
おさら、シンバル、タイヤ、ボールベアリングに、コンパスまで!?
読んでいるうちに、あちらにもこちらにも丸があり、世の中は
いろんな丸で溢れていることに気付かされます。
目に見えない丸だってあるんですよ!
いろんな丸には、リアルに目が描かれているので、一瞬ギョッと
させられるかもしれませんが、こういうイラストを見るのは
逆に新鮮な印象を受けました。可愛らしい目より、ずっと
惹きつけるものがあるんですよね。
この一連の丸たちが、意外にもストーリー仕立てで順番に
登場してくるのも楽しいです。
この絵本を読み終えると、実際に自分で丸を書きたくなる
こと間違いなしです。
是非、お子さんと一緒に丸を書いてみてください。
「しろいかみに ちからいっぱい じぶんのまるを」
【事務局注:このレビューは、「まるのおうさま」かがくのとも 1971年02月 に寄せられたものです。】