「けっこんしたがらない」の方を先に読んだので、
ゲルランゲの傲慢ちきは頭に入っていた私たちでしたが、
こちらの絵本は、「けっこんしたがらない」よりもさらに、
傲慢ちき!
途中まではもうそれはかなり子憎たらしいです。
こんな子リスに振り回されて奔走するオオカミ。
元はといえばオオカミがマヌケなのがよくないのだけど、
可哀相に思えてきます。
それでも、やっぱりみんなに愛すべきゲルランゲ。
終わりよければ全てよし。
みんなに愛されるコツを嫌と言うほど分かってる子リスです。
というのが私の感想ですが、
7歳の息子は、だんぜん、ゲルランゲ派。
へりくつこねまわして周りのオトナ達を振り回すのが
見ていて痛快のようです。
大人と子供、一緒に読んで楽しめる絵本。
大人と子供、一緒に読んで感想が180℃違う絵本です。