はたこうしろうさんの絵が印象的で手にとりました。絵の雰囲気から、表紙の少女は中高生でしょうか。珍しいですよね、絵本でこの年頃の子が登場するというのは。
母から子へ、あなたがおとなになった時、あなたはどうなっていて、世界はどうなっていて、あなたは何を感じるのだろう、そんなことをうたった詩のような絵本です。
こういった類のものは小さな子に向けたものが多いと感じますが、この絵本に出てくるメッセージは、例えば、
あなたがおとなになったとき
だれにもしられずに
なみだをながすことがあるだろうか
たぶんそれはさけられないこと
そのときあなたをささえるものはなんだろう
このようなメッセージはやはり、理解できるのは中高生なのかなと感じます。
今はまだ我が子には早いですが、子供たちに贈りたい言葉が詰まっているので、いつかプレゼントしたい一冊ですね。