鳴き声をバカにされ鳴かなくなったジロが、成長し群れのボスになり、群れの危機の時、仲間を守ろうと初めて鳴いた・・・。
それは「カ〜」とカラスの鳴き声だった。
ジロは皆に鳴き声を聞かれ皆と違う自分だから、自ら仲間から離れたのであろう。
慕ってきた一匹の犬もまた鳴き声の違う犬であった・・。
仲間のために自分の恥ずかしい部分をさらけ出して助けたジロを、慕う仲間がもっといたら良かったのにと思い残念でした。
6年生に読み聞かせをしました。
他と違うということで仲間に入れないということの理不尽さ、そのことから、違うということを認め合い、理解し合うことの大切さを感じ取ったようです。