かぼちゃ畑に出かけハロウィン用かぼちゃを買ってきた夜、今日はこの絵本を読む日かなと思いページを開きました。畑にごろごろしていたオレンジ色のかぼちゃを思い起こせば、このお話でおおくまくんとこぐまくんが植えた種がどうなるのか、イメージしやすいかな、と思い……。
詩人が書いた絵本だけあり、表現には「きんいろ」「ぎんいろ」のかさ、ながぐつ、さお、おのなど、何か象徴的なものが登場します。「たのし」という文語的な日本語は珍しく、きっと子どもには変わった印象で伝わるでしょう。ふっくらこ、ぷっくらこなど、擬態語の豊かさもこの絵本独自のもの。娘の日本語力ではちょっとわかりずらいニュアンスかもしれませんが、音の楽しさは味わったようです。飛行船の旅を空想しながら楽しみたい絵本。秋におすすめです。